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ストロボ、機能比較

 フラッシュ、ストロボ、スピードライトと、メーカーごとに呼び名も様々な撮影用閃光装置。その機能も、メーカーごとの個性が強く出でている部分だと思います。しかも、カメラの仕様や、下手をするとマニュアルを読んでもわからない部分も結構あります。

 もっぱら昆虫の接写を行う私には、大光量、高機能の専用ストロボよりも、カメラ内蔵ストロボあるいはシンプルなマニュアル・外光オートのみの小さめの汎用ストロボを愛用しています。そこで、今回は手持ちのカメラの、内蔵ストロボ使用時と汎用ストロボ賜与時に機能についてまとめて見たいと思います。
 対象カメラは以下の4機種。筆者のマイナー志向のため、メジャーどころのキャノン、ニコン、ソニーはありません。

・ペンタックス K-5
・リコー GXR + S10 24-72mm
・パナソニック LUMIX GH1
・オリンパス PEN Lite E-PL1

 使用するクリップオンタイプの汎用外部ストロボは、パナソニック PE-28Sとサンパック PD20XD。なお、GH1とE-PL1については、ちゃんとしたマイクロフォーサーズ規格のレンズを所持していないので、レンズにより機能が制限されている可能性があるので注意してください。チェックする項目は、下記の8点。

・内蔵ストロボをマニュアルで使えるか?
・後幕シンクロ時、内蔵ストロボをマニュアルで使えるか?
・バルブモードで、後幕シンクロで内蔵ストロボを使えるか?
・連写モードで、内蔵ストロボを使えるか?
・公称Xシンクロ以上のシャッター速度で、汎用外部ストロボが発光するか?
・汎用外部ストロボを、後幕シンクロで使えるか?
・連写モードで、汎用外部ストロボを使えるか?
・バルブモードで、汎用外部ストロボを使えるか?

変な項目ばかりですが、それゆえに知られていない内容も多いかと思います。



・内蔵ストロボをマニュアルで使えるか?
 接写時には、背景とメイン被写体の距離の比が大きく、自動調光ではなかなか適正露出が得られません。一方、マニュアルであれば被写体までの距離さえあっていれば、確実に適正露出が得られます。デジタルになって、撮影結果をすぐに確認できるようになったこともあり、接写では断然マニュアル発光が有利です。
 今回の対象のカメラはすべて内蔵ストロボを有しますが、その内マニュアルで調光できるのはGXRとE-PL1の二機種。E-PL1では、2段毎(Full、1/4、1/16、1/64)にマニュアルで光量が選択可能。さらに、GXRでは、Fullから1/64まで、ほぼ1/2段ごとに光量が選択できるという細かさです。おかげで、GXRの内蔵ストロボは非常に使いやすいです。


・後幕シンクロ時、内蔵ストロボをマニュアルで使えるか?
 GXRは後幕シンクロでも、問題なくマニュアルで調光することができます。E-PL1の内蔵ストロボを光量選択と、後幕シンクロの選択がメニューの同じ階層にあるので、後幕シンクロ時にはマニュアルで調光できません。
 どの機種の内蔵ストロボもプレ発光による自動調光機能を持ち後幕シンクロも可能なのですが、そもそも被写体が露光中に動くからこその後幕シンクロであると考えると、プレ発光での調光しかできないとはナンセンスなのではと思います。


・バルブモードで、後幕シンクロで内蔵ストロボを使えるか?
 バルブで後幕シンクロなんて滅多に使う機会がないと思いますが、私はホタルの飛翔を撮るときに使っています。こんな具合に、バルブでシャッターを開けて、ホタルがピント位置に着た瞬間にシャッターボタンを放し、ストロボの発光と露光終了をさせるわけです。

Track of firefly

 GXRとEX-ZR100は、そもそもバルブモードがないので論外。GH1は、内蔵ストロボをポップアップした状態では、バルブを選択することができなくなります。E-PL1およびK-5は、バルブでも内蔵ストロボを発光することができ、後幕シンクロも選択できる。ただし、前述のとおり、どちらの機種も、後幕シンクロではマニュアル調光は選択でず、プレ発光による自動調光しかできません。上の写真では、自動調光は全く役に立たない状況(背景遠いのでフル発光しかしない)ですので、内蔵ストロボに、手製の減光フィルタを付けて撮影しています。ピント位置にホタルが来るタイミングを確認しなければならないのに、無意味なプレ発光で目が眩ませられたりと、結構大変な撮影でした。


・連写モードで、内蔵ストロボを使えるか?
 K-5とE-PL1は、連写モードでも内蔵ストロボを使うことができます。
 GXRは、連写モードに切り替えると、内蔵ストロボが発光しなくなります。GH1は、専用のメカニカルスイッチで連写モードを切り替えるのですが、スイッチが連写モードになっていてもストロボをポップアップさせると強制的に単写モードになってしまいます。
 ストロボのチャージに時間が掛かることを考慮して、連写モードでのストロボ使用を制限しているのでしょうが、余計なお世話ですね。特に、GXRでマニュアルで小光量を選択した時だけでも、チャージの時間など掛からないはずなので、連写でも発光するようにしてほしいものです。


・公称Xシンクロ以上のシャッター速度で、汎用外部ストロボが発光するか?
 フォーカルプレーンシャッターを備えるカメラでは、ストロボが同調するXシンクロのシャッタースピードが定められています。ただ、この値は余裕を見越したもので、実際はより早いシャッター速度でも、シャッターが全開になりストロボが使える可能性があります。
 以前記事にしたとおり、E-PL1を含むオリンパスのカメラでは、汎用ストロボ使用した場合、Xシンクロ(E-PL1では1/160)以上のシャッタースピードでもトリガー信号が流れ発光させることができます。その結果、うまくいけば公称Xシンクロより多少早いのシャッタースピードでもストロボを使うことが可能です。
 ペンタックスのK-5では、Xシンクロ速度=1/180を超えるシャッター速度では、トリガー信号が流さないようで、汎用ストロボは発光しません。
 変わっているのはパナソニックのGH1で、何らか方法でわざわざホットシューに汎用ストロボがあることを検出しているようで、ストロボを電源を入れた途端、Xシンクロ=1/160以上のシャッター速度を選択することができなくなります。
 フォーカルプレーンシャッターを持たない(Mマウントユニット以外の)GXRは、そもそもXシンクロ速度というものがそもそもないですが、全速で汎用ストロボを発光させることができます。極端に速い場合光量が落ちることもありますが、1/1000とかなら余裕でシンクロするので、日中シンクロ撮影がとても楽です。


・汎用外部ストロボを、後幕シンクロで使えるか?
 E-PL1、GH1、GXRの三機種は、内蔵ストロボの発光モードを後幕シンクロにしておくと、汎用外部ストロボも後幕シンクロで発光してくれます。
 一方、ペンタックスのK-5は、内蔵ストロボの設定が先幕だろうが後幕だろうが、汎用外部ストロボは先幕シンクロしかしてくれません。
 ついでに言っておくと、K-5で後幕シンクロを使うには内蔵ストロボ、専用外部ストロボとも、A、F、FAの絞り輪にA(オート)位置があるレンズもしくはFAJ、DAの絞り輪を持たないレンズ(つまり、ボディから絞りを制御できるレンズ)でしか後幕シンクロをすることができません。また、専用外部ストロボでも、上に書いた内蔵ストロボと同様、後幕シンクロ時にはP-TTLによる自動調光でしか発光できません。これらの点に関して、ペンタックスのカメラは全く融通が利きません。


・連写モードで、汎用外部ストロボを使えるか?
 連写時も内蔵ストロボを使えるK-5とE-PL1は、当然のごとく汎用外部ストロボを連写で使えます。さらに、内蔵ストロボを使用するときは強制的に単射モードにされてしまうGXRも、汎用外部ストロボを組み合わせて使う場合、連写モードでストロボ撮影が可能になります。
 ここでも融通が利かないのはGH1で、汎用外部ストロボの存在を勝手に検出し、内蔵ストロボと同様に、強制的に単射モードにされてしまいます。


・バルブモードで、汎用外部ストロボを使えるか?
 E-PL1は、バルブモードでも汎用外部ストロボを発光させることができます。この場合でも、内蔵ストロボのシンクロモードを変えることで、先幕、後幕シンクロの両方が可能です。K-5もバルブモードでも汎用外部ストロボを発光させることができますが、こちらは先幕シンクロのみ。
 またまた融通が利かないのがGH1。内蔵ストロボと同様、汎用外部ストロボ電源を入れた途端、バルブを選択することができなくなってしまいます。困ったものです。
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動画のフォーマット

立体写真でのパナソニックGH1の画像フォーマットの利点について書きましたが、逆に、画像フォーマットでがっかりさせられたのがオリンパスE-PL1、その動画フォーマットです。
オリンパスE-PL1はマイクロフォーサーズの標準的なアスペクト比4:3の4032×3024ピクセルの撮像素子を持ちます。一方、動画では、1280×720(アスペクト比16:9)の、いわゆるHD動画が最高となります。
4:3の素子から、16:9の画像を得るのだから、当然上下方向にトリミングされたものになるだろう考えていました。
ある時、立体動画に挑戦しようとして初めて気づいたのですが、E-PL1動画では左右方向にも狭くなっているのです。もしかすると、4032ピクセルの中央3840ピクセルから3ピクセルごとに読み込んで1280ピクセルにしているのではないかと思います。結果として、立体視においしい部分を削られ、使える部分はほんのわずかしかなくなり、立体動画は諦めることになりました。
E-PL1より、約9か月前に発売されたペンタックスK-7でも、4672ピクセルを撮像素子の横幅をフルに使って、横1280ピクセルのHD動画を出力していることを考えれば、オリンパスはえらく手抜きだと思います。しかし、腹が立つことは、こういう重要なことを仕様には載せていないし、マニュアルにも載っていないことです。

ついでに、昨今のデジカメの動画機能、最高画質は軒並み16:9ですが、素子全体を使った画像も高画質で撮影できるようにしてほしいものです。16:9は、あまりにも汎用性のないアスペクト比です。そういう点で、K-7で、16:9のHDの上の最高画質として撮像素子全体を使った1536×1024の動画が設定されていたのは、いいことだと思います(余談ですが、1536×1024で思い出すK20Dの高速連射機能。連射の遅さをカバーする苦し紛れの機能と一部から失笑を買っていましたが、今から考えれば一眼レフでの動画への第一歩だったのですね。その後、ニコンD90に先を越されるわけですが)。そして、K-5になって、それが16:9のフルHD動画にとって代わられたことを残念に思います。

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tag : 動画 K-7 K-5 E-PL1

GH1のマルチアスペクト

承前。GH1の話です。
なぜ今パナソニックのGH1を導入したのかというと、最大の理由はGH1のマルチアスペクト性です。
GHシリーズは、他のマイクロフォーサーズ機より一回り大きい撮像素子を持ち、それによりマイクロフォーサーズに基本である4:3のアスペクト比に加え、3:2および16:9のアスペクト比で同じ対角画角を維持すようになっています。すなわち、GH1場合、4:3では4000×3000ピクセルに対し、16:9では4352×2448ピクセルと横が伸びて縦が縮むことで、対角画角が一定になります。
さて、立体写真で立体感を感じるのは主に左右の離れた二点から撮影されることによる視差によります。したがって、立体視するには、まず左右両方のイメージに写っていることが必要です。一方、H-FT012のように輻輳角、つまり寄り目具合の調整が出来ないレンズでは、左右両方のイメージに写っている領域は、近距離になるほど減少します。

test, 4:3

レンズ先端から7センチに並べた電池の例です。アスペクト比は4:3です。接点を絶縁したH-FT012では交差配置の画像が得られます。したがって、左右両方に写っているのは、外側の明るい部分になります。この部分が立体写真に使える、おいしい部分となります。
そこで、より横長のアスペクト比を使えば、横方向においしい部分を増やせるはずです。

test, 16:9

16:9の画像です。明るい部分の幅が増えたのがわかるでしょうか。その分、高さ方向短くなりますが、もともとイメージサークルの不足で使いにくい部分ですので、全体としては立体写真に使える部分が増えたと考えられます。被写界深度頼りのノーファインダーで昆虫の飛翔を狙うことが多いので、わずかでも使える部分が増えれば助かることもあろうと期待しています。

さて、今まで使っていたE-PL1ですが、こちらはストロボ関係の自由度に大きな魅力がありますので、併用していこうと考えています。

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tag : H-FT012 G12.5mm/F12 LUMIX GH1 立体写真 レンズ

二つ目のLUMIX G 12.5mm / F12

微力ながら日本経済に貢献するべく、レンズとカメラを購入しました。
レンズはまたもやLUMIX G 12.5mm / F12、カメラは中古のLUMIX GH1。

LUMIX GH1 + 3D lens

まず、レンズについて。
以前書いた通りLUMIX G 12.5mm / F12を接写用に改造し、春を迎えてから昆虫の立体写真を楽しんで来ました。
当初、ホームセンターで購入したワッシャーをマウントに挟み込んで、レンズ先端から20~40センチ程度にピントが来るようにしましたが、これではまだ撮影倍率がいまいちで、先のものより厚みのあるダイソーで購入したものに交換して撮影していました。

test

この状態で、14~20センチ程度にピントが来ます。おおむね、モンシロチョウ程度までであれば十分な撮影倍率です。しかし、シジミチョウやミツバチになると、もう一声欲しくなります。

そこで、二つ目のレンズ。ダイソーのワッシャーを二枚挟んでみました。

test

おおむね、7~10センチ程度にピントが来るようになり、撮影倍率はおおむね2倍に向上しました。

そこで、レンゲ畑でミツバチを相手にテストしてみました。写真は平行配置に直しています。        

Apis mellifera, stereo parallel view

ミツバチ程度の昆虫でも、見ごたえある大きさで写せています。しかし、ここまで近距離になると、視差が強すぎて、被写体と遠景を同時に見るのはかなりむずかしく、このぐらいがステレオベース1センチでの限界のようです。


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tag : 立体写真 LUMIX G12.5mm/F12 レンズ

改造LUMIX G 12.5mm F4とOLYMPUS E-PL1の実写テスト

Parantica sita, stereo parallel view

先日改造したLUMIX G 12.5mm F4とOLYMPUS E-PL1の実写テストを、伊丹市昆虫館の蝶温室で行ってきました。
上は撮影した飛翔するアサギマダラの写真を平行法の立体写真に直したものです。
昆虫の立体写真に撮影倍率、被写界深度、画質、立体感とも適した好結果で、そして何より飛んでる蝶のような難しい被写体でも簡単に撮影できる優れた機材が得られたと思います。
撮影したそのほかの写真についても興味をお持ちの方は、別ブログの方で見てみてください。

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プロフィール

むしみず れん太

Author:むしみず れん太
デジカメにはまった作者が、撮影機材やカメラについて考えたことをテキトーに書いていきます。

おもに、昆虫や野鳥、立体写真を撮影しています。
撮影した結果については、別ブログ"むしみず撮物帳"の方に載せていきますので、よければそっちも覗いてください。
ここでは、撮影するための手段について書いていく予定です。

デジタル一眼レフはペンタックス、コンデジはリコーのユーザーです。
現在の主な機材は以下のとおり。

デジタル一眼レフ
K-5
K-7

交換レンズ
DA★300mmF4ED[IF]SDM
D FA MACRO 100mmF2.8
DA★55mmF1.4 SDM
DA35mmF2.8 Macro Limited
DA21mmF3.2AL Limited
DA17-70mm F4 AL [IF] SDM
DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED[IF]
REAR CONVERTER A2X-S
REAR CONVERTER A1.4XS

コンデジ
GXR + S10 24-72mm

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